私たちについて
私たちは「親亡き後の、視覚障がい者である子どもの幸せを祈る親心」から活動をスタートしました。
今、私たちは障がいの種類に関わらず、さまざまなハンディキャップを抱えた人たちのサポートをおこなっています。
たくさんの方の協力のもと、障がい者の自立を目指し、これからも多くの方々からの愛を受けて「安心と楽しみの施設」として光り輝いていきます。
成り立ち
とちぎライトセンターは、視覚障がい者や盲重複障がい者への支援が原点です。
学校を卒業して働く場所はおろか、行く場所がない。日中活動する場がない。心休まる居場所なんてない。親の思いは「親亡き後、目の見えない子供たちの行く末が心配で、何とかしたい。」と言う思いで溢れていました。そこで、昭和60年上戸祭町に、元盲学校校長の自宅を開放して始まったのが、福祉作業所『宇都宮ライトセンター』でした。多くのボランティアに支えられ、造花作業等の内職をしたり、マッサージをしたり、牛乳パックの椅子を作って販売していました。
平成3年から、元盲学校関係者や親たちは本格的な施設設立を目指し一念発起。施設設置促進委員会を立ち上げ、とちぎライトセンター後援会を設立。まずは自己資金の蓄積をということで、県内外の視覚障がい者の方々、多くのボランティアの協力のもと、チャリティマッサージや絵画展を開催しました。
建設候補地の選定や借入金の調達等、諸課題解決を経て20年前の2003年(平成15年)7月に、『社会福祉法人 善光会』として宇都宮市の竹下町で産声を上げました。栃木県内初の視覚障がい者のための働く場としての通所授産施設『とちぎライトセンター』と生活の場である『福祉ホーム「鬼怒」』としての施設ができました。親の積年の思いが叶いました。
現在から未来へ
法人設立から20年が経ちます。18歳から70歳以上の利用者が送迎を利用して元気に通っています。
当初は、主に視覚障がい者のための身体障害者授産施設として始まりましたが、現在は視覚障がい者の他、身体、知的、精神障がいなど、様々な障がい者が助け合いながら活動しています。周りは農地で、鬼怒川が施設の西側を流れており、自然豊かなところです。近くにLRTの飛山城跡駅ができて、市内からのアクセスも良くなりました。
当法人の支援は、障がい者も健常者も生きることは同じという考え方の元、人としての尊厳を護りつつ、自分で考え、自分の思いを表出し、思いを叶えられるよう自らチャレンジすることを忘れないよう働きかけています。日々の積み重ねを大切に、工夫しながら経験値を増やし、生活に充実感を得られるような環境作りをしていきたいと考えています。
善光会ではこれからも視覚障がい者の支援を柱の中心に置き「視覚障がい者の支援と言ったら、とちぎライトセンター」と言われるよう専門性を高めていきます。
近年は相談支援センターきらり、グループホームはぴえふ、日中一時支援事業パル竹下も運営し、親亡き後も充実して安心して暮らせるようサポートしています。
理念
人権尊重・自己実現・社会貢献
基本方針
- 利用者の尊厳を護り、社会人としての自立を支援します
- 共に助け合い、自己選択、自己決定を尊重し、自分らしく生きる手助けをします
- 知識や技術の習得と利用者支援の向上改善に努めます
- 公共的、公益的かつ信頼性の高い経営に努めます
- 地域と連携し、貢献し、共生社会を構築します
団体概要
名称 | 社会福祉法人 善光会 |
設立 | 平成15年7月11日 (宇都宮ライトセンター:昭和60年5月21日) |
所在地 | 〒321-3236 栃木県宇都宮市竹下町1200 》MAP |
電話 | 028-670-3171 |
沿革
昭和60年 | 5月21日 | 元盲学校長岡村良一の家屋を開放して福祉作業所を開設し、「宇都宮ライトセンター」と称する。 岡村良一が初代校施設長に就任する。 |
平成3年 | 8月 | 盲学校同窓会が施設建設のため、ボニージャックスチャリティーコンサートを教育会館で開催する。 |
平成5年 | 4月 | 社団法人栃木県視覚障害者福祉協会宇都宮支部宇都宮ライトセンター (身体障害者福祉作業所)となり宇都宮市委託事業となる。 |
平成7年 | 8月 | 宇都宮ライトセンター創立10周年記念式並びに岡村理事長及び退任指導員への感謝会を開催する。 |
平成9年 | 8月 | こぶし作業所と共催で「第1回現代国際巨匠絵画展」を開き、更生援護施設資金づくりを行う。 二荒山神社境内でチャリティーバザーを行う(平成12年まで)。 宇都宮総合福祉センター、祥雲寺、若草公民館等でチャリティーマッサージを行う(平成12年まで)。 |
平成12年 | 2月 | 護国会館において、第2回現代国際巨匠絵画展をこぶし作業所と共催で開催する |
5月 | 宇都宮ライトセンター分室を宝木町に開設する。 | |
平成15年 | 7月 | 社会福祉法人善光会が認可される。 |
10月 | ボニージャックス宇都宮公演実行委員会から、9月30日のコンサートの益金を寄贈される。 | |
平成16年 | 3月 | 身体障害者通所授産施設「とちぎライトセンター」・福祉ホーム「鬼怒」完成する。 |
4月 | とちぎライトセンター通所始まる。 福祉ホーム「鬼怒」、入所始まる。 宇都宮ライトセンター感謝会を開催し、宇都宮ライトセンターを発展的に閉鎖する。 | |
7月 | とちぎライトセンター・福祉ホーム「鬼怒」落成記念並びに開所記念式典を挙行。 | |
平成19年 | 10月 | 自立支援法施行に伴い新事業へ移行する。就労継続支援B型(定員24名)、生活介護(6名)のサービスが開始される。 |
平成27年 | 4月 | 特定非営利活動法人 栃木県障害施設・事業協会に加盟。 |
平成28年 | 10月 | 指定特定相談支援及び指定障害児相談支援「相談支援センターきらり」開設。 |
平成29年 | 4月 | 栃木県内の社会福祉法人(施設)がみんなで取り組む「地域における公益的な取組」として、いちごハートネット事業に参画。 |
令和3年 | 4月 | 親亡き後の住まいの場として、グループホームの設立に向けた準備が始まる。 |
令和4年 | 1月 | グループホームの設立のため寄付を募り、クラウドファンディングも含め総額16,905,856 円(287 名)集まる。 |
4月 | 共同生活援助(グループホーム)「はぴえふ」開所。 |
社会福祉法人善光会における一般事業主行動計画について、下記の通り実施します。
関係団体へのリンク
とちぎライトセンター虹の会(旧とちぎライトセンター保護者会)
アーチ状の7色の光の帯で出来ている虹のように様々な方々に支えられ、利用者が生きがいを持てるように、そして生活が豊かになるようにと命名されました。現在は保護者ばかりではなく兄弟姉妹、従兄弟、叔父、伯母など利用者を支えるキーパーソンが中心となって活動しています。
とちぎライトセンター後援会
社会福祉法人善光会創立及びとちぎライトセンターの設立に大きな役割を担ってきました。視覚障がい者団体と深くつながり、いつまでも善光会の応援団として運営を応援してくださっています。地域の様々な人材と善光会との橋渡しをしてくれています。長年に渡り力を注いでくれていて、当法人にとって無くてはならない存在です。
》https://zenkokai.org/supporter/
(一社)栃木県視覚者福祉協会、宇都宮市視覚障害者福祉協会
いつも当法人に力を注いでくださる視覚障がい者の当事者団体です。
東日本盲導犬協会
視覚障がい者にとって大切なパートナーである盲導犬の育成、サポート行っている団体です。盲導犬に関する助言やイベント販売などで、いつもお世話になっています。
》https://www.guide-dog.jp/
とちぎライトセンター/福祉ホーム「鬼怒」/相談支援センターきらり/日中一時支援パル竹下
〒321-3236 栃木県宇都宮市竹下町1200
TEL:028-670-3171
グループホームはぴえふ
〒321-0912 栃木県宇都宮市石井町2341-23
TEL:028-670-5255